1歳4か月急性中耳炎になりました / 中耳炎とは?

看護記録

こんにちは、SORAママです。

1歳4か月のSORAちゃん、2020年1月7日に両耳から黄色い滲出液があり(耳だれ)、翌日病院にかけつけたところ急性中耳炎と診断されました。

まだ痛いと自分から伝えることのできないSORAちゃん、滲出液 がでるまでとても痛かったと思います。医療従事者として事前に気が付けなかったことに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。。。

そこでこの記事では、0~3歳までに約7割のお子さんが発症するとされている、急性中耳炎について、文献や資料を用いて 体験談を交えながら、説明させていただきたいと思います。

中耳炎とはどんな病気?

耳は、下記の図にあるように外耳・中耳・内耳といった3つの部分にわかれます。

中耳炎は、この真ん中の部分である中耳が炎症を起こす病気のことです。

症状として、 「耳が痛くなる」、「聞こえづらくなる」、「熱が出る」、「耳だれが出る」、などの症状がみられます。
※耳だれとは炎症によってできた内部の膿(うみ)が、鼓膜をやぶって外に流れ出ること。

急性中耳炎は 1 歳までに 62~75%,3 歳までに 83%が少なくとも 1 回は罹患するとされています。

生後6ヶ月~3歳 までの乳幼児では、急性上気道炎(かぜ症候群)罹患時に22%が急性中耳炎を発症し、別の7%が鼓膜炎(中耳貯留液を伴わない鼓膜の炎症)を発症します。

また1歳未満児では急性上気道炎症状がみられた後に、27%が急性中耳炎を発症すると報告されています。

SORAちゃんの場合も2週間程、鼻かぜをひいており 鼻づまり・寝苦しさがありました。

どうして乳幼児に多いの?

急性中耳炎が若年小児に多いのは、免疫学的未成熟が有力な原因と考えられています。

母胎からの移行免疫が出生後徐々に低下し、自己の免疫産生能が十分なレベルに達する前の時期と急性中耳炎の好発時期は一致しています。

しかし、急性中耳炎の発症には多くの因子が関わっているため、他の因子の関与も考える必要もあります。

急性中耳炎とは?

耳痛や発熱などの急性症状出現後、48時間以内に受診した場合は急性中耳炎と診断されます。

小児急性中耳炎診療ガイドラインでは、【急性に発症した中耳 の感染症で耳痛・発熱・耳だれを伴うことがある】と定義されています。

通常、投薬開始から数日~10日ほどで治ります。

SORAちゃんの場合、耳だれは2日夕方と夜に流れ落ちるほどありました。その場合は、ティッシュをあてがい、耳の中までいれずに出てきた分だけ拭き取ります。粘り気があり連なって黄色い滲出液が取れます。

BabySmile公式サイトより引用

急性中耳炎は呼吸器ウイルス感染が多くなる傾向があります。秋・冬に増加するRSウイルスやインフルエン ザウイルス、アデノウイルスなどの感染をきっかけに粘膜免疫が崩れ、細菌感染が進行します。

全国サーベイランス(感染症発生動向調査)データではインフルエンザ菌、肺炎球菌、モラキセラカタラーリスが中耳炎の三大起因菌として検出されています。

急性中耳炎が悪化するとどうなる?

適切な処置をせずにほおっておくと以下の状態に悪化しやすいです。

滲出性中耳炎: 【急性中耳炎】が長引いて移行してしまったというケースがほとんどです。 完治までは、早くて5日程度~1か月、長いと数年かかります。

BabySmile公式サイトより引用

難治性中耳炎:急性中耳炎の治療を行っても鼓膜所見が改善せず、初診時の臨床症状や鼓膜の異常所見が持続しているか、悪化している状態のこと

反復性中耳炎:過去6カ月以内に3回以上、12カ月以内に4回以上の急性中耳炎に罹患すること。反復性中耳炎のなかには、急性中耳炎の間欠期が正常であるもの、間欠期にしばしば 遷延性中耳炎などの鼓膜所見を呈するもの、間欠期に中耳貯留液が認められ滲出性中耳炎を呈しているものなどがあります

遷延性中耳炎:耳痛・発熱などの急性症状が顕在化していない状態で、急性中耳炎にみまがう鼓膜所見を呈している状態が3週間以上持続している状態のこと

中耳炎の予防と再発を防ぐために

中耳炎は1度罹患した乳幼児の46%では3歳までに、3回以上反復するとされています。 中耳炎の予防と再発を防ぐために下記の点に気を付けたいです。

①かぜを長引かせない 
②鼻汁や鼻づまりはそのままにしないでしっかり治療をする
③鼻を強くかまない
④鼻をすすらない

中耳炎が疑われる場合のセルフチェック

乳幼児や小さい子は、言葉で上手に症状を説明できないので、原因の分からない発熱や、耳を触る、ひっぱる、眠れないなどの様子があったら、耳たぶの後ろの後頭部を指で軽く叩いてみましょう

痛がって泣く場合には中耳炎かもしれません。その場合は、早急に耳鼻科の受診をおススメします。

中耳炎治療に使用される薬

1.抗菌薬

1)軽症例

①サワシリン細粒

上記にて効果が得られない場合

②サワシリン細粒

③クラバモックズ因ドライシロップ

④メイアクト細粒

2)中等症例

①サワシリン細粒

上記にて効果が得られない場合

②クラバモックスドライシロップ

③メイアクト細粒

3)重症例および反復性中耳炎例

①サワシリン細粒 

②クラバモックスドライシロップ

③メイアクト細粒 

上記にて効果が得られない場合

④オラペネム細粒

⑤オゼックス細粒

抗菌薬の副作用としては下痢が多く、整腸薬(ビオフェルミンR、ラックビーR、ミヤBM など)が合わせて処方されることがあります。

2.粘液線毛輸送能改善薬

①ムコダインドライシロップ

② カルボシステイン

3.解熱鎮痛薬

①カロナール細粒

4.点耳薬

①タリビット 点耳薬 1日2~3回

我が家が処方された薬

SORAが耳鼻科初診時に処方された薬は、整腸剤のビオフェルミン、粘液線毛輸送能改善薬のカルボシステイン、抗生物質のクラバモックスドライシロップ 、点耳薬のタリビットでした。

抗生物質は必ず飲み切る必要があります。薬剤師さんに言われたことは、点耳薬は即効性があり、効き目があるのでお子さんが嫌がっても、押さえつけて5~6滴を点耳してとのことでした。

おわりに

初めての中耳炎で驚いてしまいましたが、医療職ということもあり、知識が少しあったので、落ち着いて行動できました。

中耳炎はほとんどのお子さんになりえる病気ですので、知識をつけていて損は無いと思います。

YouTubeチャンネル【SORAちゃんねる】にも動画をアップロードしているので是非見てみて下さい!

‪【赤ちゃん 1歳4ヶ月】中耳炎になりました / 中耳炎とは?/ 服薬【成長記録】 ‬

参考文献

1)林 達哉・ JOHNS:特集・耳管のすべて・各種疾患と耳管機能不全 急性中耳炎と耳管機能不全

2) 伊藤真人・ 特集・かぜ症状の診療戦略 かぜと耳鼻咽喉科疾患・急性中耳炎 MB ENT.212:21-25.2017 http://mol.medicalonline.jp/library/journal/download?GoodsID=ap5entoe/2017/000212/005&name=0021-0025j&UserID=1100008247-11

3)坂ロ博史・ JOHNS:特集・耳鼻咽頭科薬物療法2015・耳鼻咽喉科の疾患・症候別薬物療法  急性中耳炎

4) 日本耳科学会・日本小児耳鼻咽喉科学会・日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会(編):小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版・金原出版・東京・2013

5)BabySmile・ https://www.babysmile-info.jp/community/chujien/

コメント

タイトルとURLをコピーしました