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理想のねんね / 赤ちゃんの睡眠 / 寝かしつけ / 発達に及ぼす影響

発達
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お子さんの寝かしつけに苦労されている方もいるのではないでしょうか?

この記事ではいくつかの文献を参考にして、赤ちゃんの睡眠・理想の睡眠・睡眠が発達に及ぼす影響について紹介させていただきます。

この記事の目次

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赤ちゃんの睡眠

大人と赤ちゃんでは眠りの周期が違うので、赤ちゃんがすぐに目を覚ますのは自然なことです。眠りは、脳は活動し夢を見るレム睡眠と、レム睡眠以外の眠りのノンレム睡眠に分類されます。これらの種類の異なる眠りがワンセットになって繰り返されます。このサイクルは平均すると大人の場合90〜100分周期です。年齢が小さいほど周期は短くなります。サイクルの目安は新生児で40分、1歳で50分、2歳で70分、5歳で80分だそうです。

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眠る場所について

ママと赤ちゃんが一緒に眠る添い寝か、赤ちゃんが一人で寝るか迷うところですよね。

とちらがいいかの問題ではなく、これは文化の違いのようです。

ベッドで眠る生活様式の欧米では、限られたスペースのベッドで、一緒に眠ると赤ちゃんを押しつぶしたり、下に落ちてしまうリスクがあります。なので1人寝が主流になっています。

一方、布団などで眠ることが多いアジア圏ではその心配はないため、添い寝がほとんどだそうです。

大切なのはパパもママも赤ちゃんもリラックスして、気持ちよく眠れる寝方であればどちらでもいいと言われています。

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睡眠時間

『子供の睡眠時間の年齢による変化』というデータによると、生後1ヶ月のお子さんの睡眠時間をみてみると、少ない子は9時間、多い子は19時間とその開きは10時間もあります。月齢や年齢では適切な睡眠時間を求めることはできないということになります。

神山潤による睡眠時間・数値から見る小児の成長と発達 -表で見る身体の基準値-によると、1歳児の1日の総睡眠時間の変遷については, 1955年12.0時間,1966年11.6時間,1968年11.4 時間,1993年~1995年10.9時間,2004年には男児 9.5時間・女児9.6時間となっています。成人同様,乳児においても睡眠時間の短縮傾向が認められています。

また,就床時刻が22時以降の乳幼児の割合の変遷(1980年,1990年,2000年,2010年)については,1歳6か月児で25%,38%,55%,30%, 2歳児で29%,41%,59%,35%,3歳児で22%, 36%,52%,31%と報告されています。

2012年に報告された小児の睡眠に関する34の研究成果のメタ分析結果から
年齢毎の睡眠時間,夜間中途覚醒回数,昼寝時間を抜粋した表
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【理想のねんね】にするには

大人の夜型生活にお子さんを巻き込まないことが大切です。夜更かしこそお子さんの健やかな成長を妨げてしまう最大の原因です。

親御さんもお子さんにあわせて規則正しい生活をすることが大切です。

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快眠への6か条

神山潤による睡眠の生理と臨床によると、快眠への6か条として下記のことが挙げられています。

  1. 朝の光を浴びること
  2. 昼間に活動すること
  3. 夜は暗いところで休むこと
  4. 規則的な食事をとること
  5. 規則的に排泄すること
  6. 眠りを阻害する嗜好品(カフェイン,アルコール,ニコチン),過剰なメディア接触を避けること +入眠儀式(眠る前のルーティン)
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夜更かしがいけない理由

夜ふかしの問題点は大きくわけて①睡眠時間の減少②夜の受光があります。

①睡眠時間の減少

登園・登校・通勤があれば,起床時刻は設定され、夜更かしは寝不足に直結することになります。

②夜の受光

夜間の受光により視交差上核に存在する生体時計の周期が延長すると,二次的に起床時刻が遅れてしまいます。この結果, 睡眠導入作用もあるメラトニン分泌の開始時刻をも遅らせ,就床時刻の遅れをもたらしやすい状況をつくってしまいます。

また,起床時刻の遅延では朝の受光が困難となる可能性があります。

朝の受光(正確には最低体温後の受光)は,大多数のヒトで周期が24時間よりも長い生体時計の周期を短縮して地球時刻と同調させるうえで重要なことに加え,セロトニン( 精神的安定させる)の分泌量を高める働きがあります。

光には交感神経系を賦活し,副腎髄質を介してステロイド分泌を高める作用もあります。

朝の光は,このようにさまざまなルートでヒトが活動できる状況をもたらす効果がありとても重要であることがわかります。

実際1~3歳児で行われた調査によると,起床時刻が早いほど昼間の活動量が増したという結果がでているようです。( Kohyama J. Early rising childre are more active than late risers.Neuropsychiatr Dis Treat 2007;3:959-963 )

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我が家の場合

1歳3か月現在のSORAは、保育園に通ってから生活リズムができてきて園でのお昼寝1時間30分~2時間30分程度、夜は21:30頃から朝の8:45まで眠ってくれます。途中0時頃と朝方6時頃に授乳をはさみます。 1回の睡眠で1~3回ほど起きて授乳を求めます。まだまだ卒乳はできなさそうです。。。

SORAの睡眠時間は合計12~13時間です。平均睡眠時間の枠にははいっています。それでも、日本以外の国と比べると睡眠時間が少ない状況です。

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赤ちゃん期の睡眠が発達に影響?

ひとりひとり個人差が大きい睡眠ですが、睡眠に問題を抱えたお子さんたちと発達上の課題という研究も行われています。1歳 6か月時による479名の調査では,昼寝が長く就床が22時以降の児では発達上の課題を有している場合が多いということが報告されています。

乳児期の入眠困難とその後5.5歳時の注意欠如・多動性障害との関連があると、指摘する研究もあり、赤ちゃん期の睡眠は今後の発達にとても重要なかかわりがあるということがわかります。

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おわりに

新生児期,乳幼児期の睡眠障害は将来、発達障害と診断されるリスクが極めて高いです。

早期の睡眠障害の治療介入により発達障害を未然に予防できる可能性があるとされています。

SORAママ

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